近所の池の保全

環境保護、保全、生物多様性, フィールドワーク

家の近所には小さな緑地があり、そこの小さな湧水と池で子供の頃サワガニ、ホタル、ホトケドジョウ、トビケラを観察したりして遊びました。

水草のない泥の池

2年前に子供の頃暮らしたこの思い出の地へ戻りこの池を見て愕然としました。すっかり環境が変わっていました。誰かがアメリカザリガニを入れたらしく在来の生物がほぼ絶滅しておりました。

アメリカザリガニは水草を食べてしまいまので泥の池になってします。ここはザリガニの入ってない池です。

トンボの幼虫ヤゴやゲンゴロウの仲間もアメリカザリガニが生息してると数を減らしてしまいます。

そこで今年の2月頃から、かつての環境を取り戻すべく市の許可を得て有志でザリガニの駆除をはじめたのです。

ザリガニの放流禁止や餌付けゴミの投棄を禁止する看板を立てたりしました。
よくゴミが投棄される場所にはロープと看板を

半年ちょっとで200匹以上のアメリカザリガニを除去しました。

住宅地にある小さな緑地なので多くの住民が気軽にアクセスでき、環境再生するには協力者を集めやすい利点があると思ってましたが、アメリカザリガニを守りたい方々も居て罠が盗難されたり、文句言われたりと苦労も絶えません。

私が幼少期に楽しんだサワガニやホタルなど様々ないきものが生息してた環境に再生したいのも、アメリカザリガニを守りたい派からしたら知ったこっちゃないのですよね…

行政(環境省)でもアメリカザリガニは侵略的外来生物の要注意種にはなっておりますが、池に放流したり、餌をあげる行為は違法ではありません。

ただし、こちらは市から許可を得て環境再生をしてるので、勝手な事をされるのも困るのが本音です。

できれば協力してもらえるようにしたいので、お互いの一致してる部分で話ができればと思います。

そして生物多様性の重要性を知ってもらいたいものです…

例えば人間は生物を摂取しないと生きてゆけず健康的にバランス良く栄養を取るには多様な生物が食卓に並べれる状況が好ましいと考えます。

多様ないきものが生息できる環境こそ大事なんです。

住宅地にある小さな池のアメリカザリガニぐらい良いではないかと思われるかも知れませんが、現在地球では多くのいきものが毎日100種以上絶滅してるとされており、その多くが人間由来によるものです。

身近な環境から多様ないきものが生息する価値を知ってもらいたいし、子供達には多様性を失わせるアメリカザリガニが一番身近な水生生物だと思われたくないのですよね…そんな想いが我々にはあります。